『魅機ちゃん』フィギュア登場！…でも…!?

気鋭原型師・桜文鳥、渾身の一作!!

おまたせしました！　IKKI誌上やこのブログでもちょこちょこ情報をアップしていた「『魅機ちゃん』フィギュア化」計画ですが、ようやく販売ページが完成しました！
まずはこちらをご覧ください！

IKKI×MHz official shop
http://mhz.shop-pro.jp/

こちらは月刊IKKIと、IKKICOMIXのデザインなどを多く手がけていらっしゃるMATIC-LOG（メチクロ）さん所属のMHz（メガヘルツ）による共同企画となっております。このオフィシャルショップでは、『魅機ちゃん』フィギュアの他に、『ドロヘドロ』のアパレル企画商品なども販売しておりますよ。

…で、ですね。実はこのshopにはまだ「購入ボタン」が付いておりません…。

現在、原型については作業を終えているものの、まだ量産体制には入れず…。そのため、発売日を「3月25日」とさせていただきました。どうか御了承ください…。

なんでフィギュア化!?

アニメ化やコミック化を経ずに小説からいきなりフィギュア化というのは、ライトノベルなどを含めても相当珍しいのではないかと思います。なんでこういう企画が立ち上がったのかというと…きっかけは、昨年夏の編集長の一言でした。

「T田くんさぁ、例の『魅機ちゃん』と、この原型師の人とでなんか企画できないかな？」

聞けば、某人形展でとても素晴らしい原型師の人を見つけたとのこと。で、どうにかなにか面白いことが出来ないか…と考えたところ思いついたのがこの『魅機ちゃん』だったようです。

…余談ですが、鉄道大好き「テツ編集長」として名高い我がE編集長、実は「人形」にも造型が深いことはあまり知られていません。実際、こんな本を手がけてたりします。

人形月 (IKKI AMUSEUM)

そのE編集長が「素晴らしい」と言い切る原型師…それが桜文鳥氏でした。

桜文鳥オフィシャルウェブサイト
トリブレイン
http://www.h2.dion.ne.jp/~bunchow/

レトロかつ官能的な少女のフィギュアが持ち味のひとつである桜氏。上記サイトをぜひぜひ観てみていただきたいのですが、確かに素晴らしい作品の数々です。…でも、「魅機ちゃん」は「セクシーなOLスーツを着こなす、20歳代の女性」…果たして、桜氏がこのキャラクターに興味を抱くだろうか…。はなはだ不安でした。

なにはともあれとりあえず一度打ち合わせを！ということで、昨年秋、桜氏と初めてお会いしました。で、おそるおそる「『魅機ちゃん』という小説に登場するキャラクターを、ぜひとも桜さんの手でフィギュア化していただきたい！」と切り出したところ…なんとなんと即快諾！　たしかに、これまであまり手がけてこなかったタイプのキャラクターではあるものの、小説を読んでいるうちに（事前に資料としてコピーをお渡ししてました）だんだんと具体的なイメージが湧いてきたので、なんとか出来るんじゃないか、と。おおお！ありがとうございますありがとうございます！

そんなこんなで、今回の「フィギュア化」計画はスタートしたわけです。

制作にあたり、私どもが桜氏にお願いしたことはただひとつ。

「桜さん独自の解釈で作ってください！」

並べて見るまでもなく、桜氏が作る「みきちゃん」像は、阿部潤氏によるイラストの「みきちゃん」とはまったくの別物になっています。でもこれは、こちらからお願いした結果なのです。実写版PVの中の、大門真紀さん演じる「みきちゃん」も実は同じようなお願いのもとで役作りをしてもらっているのですが、「中心に『小説』があって、そこからいろんなひとがいろんな解釈で『みきちゃん』を拡げていく」というのを目指しているのです。だって、その方が楽しいじゃないですか！

というわけで、この『魅機ちゃん』フィギュア、発売はもうちょっとだけ先ですが、仕上がりに進展があり次第このブログで御報告しますので、どうかよろしくお願いします！

魅機ちゃん (IKKI BOOKS)